財政問題について

財政問題について

1.(市の借金の現状)

 今回ホームページを初めて開くため、市民の皆さんが関心のある財政問題について説明します。

 現在岸和田市には公債として1390億円の借金があります。結論から言うと、財政問題(すなわち借金問題)は既に解決しています。

 下記の表を見てわかるように、一番苦しかった時期は平成19~25年度までの野口市長の時代でした。公債費は国の許可を得て起債(市の発行する債券を国に保証してもらうため許可事項)をするため、償還時期や金利は全て国が定めてきます。この公債については2種類あり、一つは事業を行うに当たり国が後年度交付税措置として、その債券のかなりの部分を補填してくれるものと、事業の内容によってはまったく補填してくれない物があります。

 例でいえば、前者は清掃工場の建設事業についてですが、確かこの事業は300億円の内、1/2を環境省の補助金で残り1/2の2/3を交付税措置で対応してもらっていたはずです。金額に直すと300億円の半分150億円を補助金で、残り150億円の内100億円を国が交付税として後年度10~20年度の間に分割して交付してくれるものです。したがって岸和田市・貝塚市は残りの50億円を出すだけですが、その比率は35:65ですので、岸和田市は50億円×0.65=32.5億円を出すだけです。

 しかし交付税措置の100億円について元金は出してくれますが、金利までは見てくれません。それは両市が出すことになります。

 一方交付税措置がない後者の事業としては浪切ホール約200億円などがあります。多少の補助金はありますが、残りは全額市の負担で借金返済をしなければなりません。

 

 借金をすれば怖いのは、個人の住宅ローンと同じく金利の負担です。

 公債費の多くは下水道事業と病院・浪切ホール・清掃工場などの箱物事業でしたが、これらは全て原市長時代の物であり、バブルがはじけた時代とはいえまだまだ金利が高かった時代です。しかし当時は競輪事業の収益が大きかったため、借金の返済には自信がありました。その後競輪事業の収益が細くなり、また返済の償還が重なったことから平成19~25年度までは非常に厳しい財政状態となりました。

 現在毎年80億円ほど返していますが新たに40~50億円を借りて新規事業を行っています。

 借換えと同時に新規の公債発行ありますが、現在では金利が1%未満のものが多く、下水道・病院・浪切ホール・清掃工場の事業を行った10~20年前の金利(5~6%)とは大きく異なっています。

 財政課に聞いてみても、5~6%の金利の債券は後2~4年でほぼ返し終わり、その後の金利は大きくて3%であり、平均すれば2%代となるとのこと。したがって借金による財政問題についてはほぼ解決しかかっている状態です。

 借金については借換えや新規の借金もあるため総額ではあまり減った感じは受けませんが、金利の負担が大きく減ったことから、あえて怖がる必要はなくなったと言えましょう。

(続く)

 

 

※財政問題については今後も引続き載せていきますがそれぞれの数字については、市民の皆さんが理解しやすいように大きく丸めていますので実際の数字とは異なる部分があります。

表-1